一般人が知っておきたい放射線の基礎知識

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福島原発事故による放射線の漏れの影響で、地震対策だけでなく放射線対策に関する正しい知識を持つ必要が出てきました。

3/16の日本経済新聞には放射線に関する記事がたくさん掲載されています。

この日経の記事をまとめましたので、本当かどうか分からない根拠のない噂に惑わされることなく、冷静に行動したいものです。

放射線の人体への影響

※単位:ミリシーベルト

0.05
・胸のX線集団検診(1回)
・原発周辺の線量目標値(年間)

0.2
東京〜ニューヨークを航空機で往復(1回)

0.6
胃のX線集団検診(1回)

1.0
一般人の線量限度(年間、自然放射線と医療行為は除く)

2.4
1人あたりの自然放射線(年間、世界平均)

6.9
胸部X線コンピューター断層撮影検査(CT)(1回)

10
ブラジル・ガラパリでの自然放射線(年間)

100
これ以下の線量を一度に浴びても健康被害なし

500
一度に浴びると血中のリンパ球減少

1000
一度に浴びると悪心・嘔吐

7000〜10000
一度に浴びると死亡

放射線の基礎知識

  • 3/15現在では首都圏で健康に影響がない水準の放射線量を計測。水素爆発にとどまっている段階では首都圏への影響はほとんどないと専門家はみている。
  • 自然界では普段から放射線が存在し、温泉地などで周辺より高い放射線量が計測される。
  • 文部科学省は3/15から午前と午後の1日2回、都道府県ごとに大気中の放射線量を公表。
  • 大気中の放射線物質の濃度は距離が離れると急速に下がる。発生源から1キロ先では濃度は100万分の1程度まで低くなる。
  • 副島原発3号機付近で400ミリシーベルトという健康に被害を及ぼす恐れのある数値が観測されたが、首都圏では1時間浴び続けたとしても胸部エックス線検査1回分よりもはるかに小さい量。
  • 放射線は基本的に、距離の2乗に反比例して力が弱まる。仮に、事故現場から1キロの地点で1時間あたり100ミリシーベルトの放射線量が計測されても、100キロ離れた場所ではその1万分の1の0.01ミリシーベルトとなり、胸部のX線集団検診程度に弱まる。
  • 250〜500ミリシーベルトを1度に浴びれば人体に影響が出るが、現時点ではそのような段階にはない。
  • 雨が降った場合は放射性物質が含まれている可能性がある。雨に当たった場合でも、衣服を脱げば約9割の放射線物質は除去できる。特に、15分以内に脱衣と汚染を洗い流す「除染」作業をすれば被曝(ひばく)のリスクを抑えられる。

ミリシーベルトとマイクロシーベルトの違い

この記事では「ミリシーベルト」という単位を使っていますが、テレビのニュースなどでは「マイクロシーベルト」という単位をよく耳にします。

「マイクロシーベルト」は「ミリシーベルト」の1000分の1の大きさです。

つまり、テレビで耳にする「マイクロシーベルト」という単位は、この記事で使われている「ミリシーベルト」よりもずっと小さな数値ということです。

単位についてまとめると、以下のようになります。

1シーベルト(Sv)=1000ミリシーベルト(mSv)=100万マイクロシーベルト(μSv)

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